●避難に至る比率、50分の1から10分の1へ!

一般社団法人「つなぐ光」

2011年11月14日 23:51

●避難に至る比率、50分の1から10分の1へ!

さて、ゆいまーるの杜、第2章がスタートして、しばらく経ちました。

再び、中期滞在型のレスキューが出来るようになりましたので、最近は、ブログのアクセスも、1000カウントを超える日があって驚いています。

きっと、どなたかが、ツイッターなどで拡散をしてくださっているのだと思いますので、本当に感謝でございます。

11月に入ってから、具体的なレスキュー要請のメールは30世帯ほどから頂戴し、そのうち1世帯が滞在確定で、2世帯が滞在に向けて調整中です。

電話は質問だけの要素も多いので、もやは、集計はしていませんが、現在も、メールよりも若干少なめでコールが続いています。

7月までは、50世帯からレスキュー要請がきて、ようやく1世帯が避難できるような比率でした。

あとの49世帯は、お母さんが避難したくても、ご家庭やご親族や諸事情などによって、最終的に沖縄には来れませんでした。

7月までが「1/50」の比率だとするなら、第2章のこれまでは「1/10」だと言えるでしょう。

いただくメールや電話の内容も、7月までの「まずは確認」ではなく、最初から「避難する気持ち」で連絡をいただいているのが分かります。

11月から、レスキュー対象エリアを、100キロから200キロに拡大したので、その周囲で、避難を考えていたご家族とのマッチングがうまくなされているということかもしれません。

このペースでいくと、小学生も休みやすい「冬休み」には、ゆいまーるも杜が満室(※)になる予感がしています。

 ※12室(3名滞在×4室+7名滞在×4室+5名滞在×4室)/相部屋ではなく個室です

なお、つなぐ光は、ホテルではありませんので、滞在の「予約」はできません。

メールや電話でのやり取りをさせていただき、より緊急度(不安度)の高い方で、航空券をお取りいただきました順に、お部屋を確保させていただいております。

そのフライト便に合わせては、ボランティアで関わってくださる沖縄県内の有志の方が、自家用車で空港まで迎えにゆき、ゆいまーるの杜まで、乗せてきてくださいます。

このように、つなぐ光は、多くの方が関わってくださり、奇跡のようになりたっております。

我々が直接に何かの治療が出来るとか、そういうことではありませんが、沖縄が遠いからこそ安全だと感じてくださる方がいるなら、その方々の「受け皿」になれたら意味があるのではと思っています。

現状において、強い不安を感じているお母さんなら、まずは、ストレスから開放される揺れない島で、空気をタップリと吸い込んで、これからの事をリラックスしてお考え下さればと願うのです。

よろしくお願いいたします。

ありがとうございます。



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